松本歯科医院 松本院長による「職員向け 口腔ケア勉強会」開催
2022年7月4日
当ホームの訪問歯科(協力医療機関)の松本歯科医院 松本院長先による、
職員向けの勉強会を開催してくださいました。
前半は講義です。
ご入居者様への口腔ケアの正しい行い方、口腔内の確認方法など、
職員にわかりやすくご説明頂きました。
口腔ケアをしっかりと行わないと誤嚥性肺炎になるリスクが高くなると言われています。
その理由は、口腔ケアを正しく行ったとしても、口腔内の歯茎より奥のポケットに
食物残渣が残っていた場合、その食物残渣が時間と共に腐敗し、知らず知らずのうちに
唾液と一緒に気管に流れ込んでしまうのです。これを不顕性誤嚥と言います。
後半は2人1組になり、口腔内の歯茎の奥のポケットの残渣の取り出し方を実践しました。
口腔内をより大きく開ける方法、奥のポケットまでの除去方法について学びました。
新たな知識を得たことで、早速ご入居者様へ実践をしていきたいと意気込んでいる
職員もおり、大変充実した勉強会となりました。
松本先生のご厚意で、同内容の勉強会をあと2回開催頂けることとなりました。
1人でも多くの職員が参加し、得た知識を実践で活かせるようにしたいです。
誤嚥性肺炎の予防には、口腔ケア以外にも、「食事介助時の姿勢」、
「食事介助時の1回にお口に運ぶ量」、「食事介助時のお口に運ぶスピード」等、
気を付けていくポイントは多数あります。
誤嚥性肺炎が原因で苦しい思いをされないよう、ホーム全体で取り組んで参ります。
