介護付きホーム(介護付有料老人ホーム)SOMPOケア ラヴィーレ仙川ホームだより

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ホームの日常

ホーム長の独り言~世の中は変わる

2020年8月30日

『コロナ禍』という言葉が日常化してきた今日この頃・・・皆様はどのようにお過ごしでしょうか。

まさか、このような事態になるとは年初には思いもしませんでしたよね。今頃は東京オリンピックの余韻を引きずりながら、パラリンピックの話題がにぎわっていたかも。そして、今年は夏の甲子園が中止になってしまいました。プロ野球は全く見なくても、毎年夏の高校野球を楽しみにしている高齢者は多いです。居室、あるいは共有部のテレビで必ず誰かしらが高校野球を見ているという、高齢者施設の風物詩が全くなかったことも、私自身、ほんとに違和感を感じた夏でした。

これほどまでに『未知のウイルス』が世の中を変えてしまうとは。

私たちの施設でもいまだに面会は制限をさせていただいたりと、ご家族様方にご迷惑をかけしてしまい、申し訳なく思っていますが、引き続きご理解をお願いします。

思えば、私がこの業界で働き始めた15年ほど前は、感染症対策とやらは世の中にあまり浸透していなかったと思います。いまやお客様やスタッフが出入りする玄関や職員通用口のすぐそばには手洗い場があるのは普通ですが、15年ほど前はそういった設備がない施設だっていっぱいありました。訪れたお客様に「うがいと手洗いのご協力をお願いします」と声をかけると、「なんで(うがいと手洗いを)しなきゃならんのだ!」と強い言葉をいただくことが結構ありました。ひどく怪訝な表情をされることも多かったです。

今から7~8年前ぐらい前、ある施設でのこと~インフルエンザがホーム内で流行した後の反省を踏まえ、冬季には来訪者に検温とマスクの着用をお願いしました。そのころになると、来訪時のうがいと手洗いは普通なことになっていましたが、検温とマスクの着用のお願いは再び「なんでしなきゃならんのだ!」という言葉をいただくことになりました。しかし、私たちは怯みません。これは社会的な使命にも感じました。感染症を媒介するのは「人」以外ありません。すると面会に来訪されるご家族や働くスタッフが感染症を媒介する原因です。スタッフにうがい、手洗い、検温、マスクを強制するのは仕事上の「ルール」として行えますが、ご家族などの来訪者には啓蒙活動するしかないのです。なにか大きな組織のせいにしがちですが、そもそも感染症対策は一人一人の衛生意識のほうが重要だと思うからです。そうしていくうちに、最初は納得されていなかったご家族から「面会に来るたびにうがい、手洗い、検温しろと言われるから、家に帰っても(うがい、手洗い、検温を)するようになったよ」と笑いながら言われるようになりました。

このコロナ禍は人類にとって、世の中が良い方向に変わるきっかけになることを願いたいです。

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