介護付きホーム(介護付有料老人ホーム)SOMPOケア ラヴィーレ仙川ホームだより

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ホームの日常

ホーム長の経歴書㉝大宮編~厨房の危機(後編)

2022年2月20日

 厨房主任兼任ホーム長として、朝から深夜まで勤務する日が続きます。
 正直、自分でも大変な道を選択してしまったと、一瞬後悔することが度々ありました。

 ホーム長業務は滞り、本社のある部署から「大宮だけですよ!提出期限を守れていないのは!」とお叱りを受けることも度々ありました。

 ご入居者のS様(エピソード⑱㉚の方)からこう言われたこともあります。
「ホーム長が厨房に入って仕事をしているのを見て、『ホーム長頑張っているわね』と感心する方もいるかもしれませんが、私は違いますよ!ホーム長の仕事は厨房の仕事の片手間できるものなんですか?と心配になります。」
・・・・・・辛辣な意見です・・・・本当にその通りだと思いましたし、そう言われたら嫌だな~と思っていたこと突いてきたS様に、畏敬の念しかありませんでした。

 厨房の作業をしながら、ホーム長の業務をする・・・赴任したばかりのS力を無理やり運命共同体にして週1日の休みで運営に当たらせ、新しく採用した未経験のYという男性社員に包丁の持ち方から教えながら、早番や遅番の厨房業務をこなす・・・昼間の真ん中の時間帯は主婦のパートスタッフでシフトが埋まるので、その間だけ厨房を抜け、ホーム長業務と長めの休憩を取り、夜に備える・・・。Iを騙しだまし、雇用していくほうが楽ですが、問題の解決にならないとはっきりしていましたから。

「迷ったら、あえて大変な道を選ぶ」

旧W社でそう教わってきた理念が私にその選択をさせました。

 Iから「体調が戻ったので出勤していいですか」と電話連絡がありましたが、「そういって、何度も急な欠勤が繰り返しあったので、信用できない。他のスタッフたちも信用できないと言っている。自分自身の体調管理ができるようになるまで、休むように。」と淡々と伝えました。

 時折厨房セクションのエリア担当Kさんが「ホーム長業務やってください」とヘルプに入っていただき、夕食の厨房シフトを外していただき、とても助かりました。

 思いのほかS力はオペレーション能力も高く、何よりもパートスタッフとのコミュニケーションも上手でホームの厨房をまとめることができると観測でき、展望が開けました。


 8月26日 午後から納涼祭を行う日でした。午前中にIから電話があり、話がしたいとのことであったので11時にホームで会うことになりました。私は1対1は良くないと思い、N副長と共にIと面談しました。

 Iは退職を決意して現れました。
 
 その場で私に向かって「最低だ!」と罵詈雑言を浴びせます。 

 まあ、罵詈雑言を浴びせられても、ある意味仕方がなかったでしょう。
 
 事実、Iに辞めていただく方向に動いていましたから。正直、Iの罵倒を聞きながら、よくもまあ、自分のことを棚に上げて私のことを批判できるよな、と腹が立ちました。しかし、我慢して我慢して淡々と、「Iさんが私の指示に従ってくれないから仕方がないですよね」~そう述べ続けました。実際に私はIに行動をあらためるように促してきましたが、Iは変わらなかった。その最終決断であったわけです。

 40分ぐらい私を罵倒し終わると、隣にいたN副長にすっと「退職の手続きをお願いします」と話し、N副長が対応しました。そうしてIはホームを去っていきました。

 私は怒りを我慢しすぎて、お腹が痛くなってしまいました・・・N副長に「ちょっと休まして」と告げ休憩室に籠りました・・・納涼祭のイベントは2時間遅れで参加しました。


 こうして厨房の危機は乗り越える目処が立ちましたが、私が厨房に時間を取られている間に次なる危機が発生するのです・・・。


つづく・・・・次回も大宮編・・・次はケアのチームワークから事件が( ゚Д゚)


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