帰宅願望
2022年8月28日
SOMPOケアラヴィーレ東大和のホームだよりをご覧いただきありがとうございます。
生活相談員の磯野です。
帰宅願望は、誰にでもあります。
事情は理解していても、自宅に帰りたいのは仕方がありません。
アルツハイマー型認知症の症状に「夕暮れ症候群」と呼ばれるものがあります。
記憶障がいにより「現在」と「過去」の記憶の区別ができなくなり、「輝いていた自分」の記憶を元に活動してしまいます。
「仕事に行く」とか「家族の夕飯を作らなきゃ」など、忙しくても充実していた時期の記憶です。
特に理由ははっきりしませんが、夕焼けを見ていると「ざわざわ」する事が原因かと考えられます。
基本的には、記憶の混乱ですので「仕事」や「家事」といった目的を果たす事しか考えられない状況です。
無理に「縛り付ける」「閉じ込める」と言った行為は、かえって混乱を助長してしまいます。
良くも悪くも記憶障がいがありますので、ある程度の時間が経過すると「何をしようとしていたか」の記憶も消えていきます。
人手さえ間に合えば、同行して自由に歩いてもらうなどすると「目的を忘れる」「疲れて嫌になる」となる事が多いです。
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四季折々の武蔵野の自然を感じながら
開放感あふれるホームで 心ゆたかな日々を…
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