台風21号が残したもの ― 避難訓練の実施
2017年10月23日
2017年10月22日、台風21号は翌日の未明から朝に掛けて東海から関東への接近が危惧されていました。
ホームでは事前に本社指示に基づき職員の配置再考、暴風雨に備えたホーム周りの整備を実施しました。
明けた23日、6時過ぎの世田谷区喜多見は既に小雨模様となり、このまま大過なく一日が始まるかと思われました。
午前7時30分、携帯電話に届いた緊急速報が「多摩川」のはん濫の恐れを知らせ、
「高齢者など避難に時間がかかる」場合は「迷わず避難行動を開始」と注意を喚起していました。
既にご入居者さまの多くが1Fのダイニングに集まり始め、朝食が始まろうとしていた時でした。
「もう小雨だし、ここは大丈夫だろう」そんな正常性バイアスが頭をよぎり、
このまま過ごしてしまおうか…しばしの葛藤後、その日の夜勤責任者が決断をしました。
「避難訓練だと思って、出来る事をしましょう!」と。
訓練①
避難の際に介助が必要なご入居者さまから順に、1F、2F、3F、4Fのラウンジへの誘導を開始しました。
訓練②
応援の要請。
9時出勤のスタッフへ早めの出勤要請、更に緊急時対応実施を生活相談員と看護主任へ連絡です。
訓練③
1Fダイニングに待機いただいた「ご自身で移動の出来るご入居者さま」へ訓練の実施説明。
その役目は厨房主任が担ってくれました。
訓練④
2Fから4Fでのお食事提供。
少々せまいラウンジですが、また食後のコーヒーも我慢いただきましたが、
皆さまにはご理解いただけました。
訓練⑤
世田谷区から配布された「洪水ハザードマップ」で避難場所の確認。
写真中央の青○が当ホーム。
今回避難場所に指定されたのは「喜多見地区会館」、写真左上の青○部分です。
写真下部に左上から右下に流れる青い流れが「多摩川」その両側のグレー部が河川敷です。
朝食が終了するまでの2時間足らずの訓練でしたが、
介護職員だけでなく事務スタッフも厨房スタッフも協力して緊張感を持って実行出来た訓練でした。
それぞれの状況把握はインカム(無線機)で行い、
焦って服薬介助ミスや転倒事故など二次災害に繋がらないよう心がけ、皆が落ち着いた対応が出来たと思います。
ベテランスタッフから、キャリア半年のスタッフまでが頼もしく見え、
皆の成長が心強く感じた、そんな一日の始まり、10月23日でした。
ご家族さま、近隣地域とも協力し、ご本人の心身の状態に応じた適切なケアを提供します。またケアスタッフやケアマネジャー、看護スタッフなど、多職種が連携し、尊厳を大切にしたケアに努めます。
その他のサービスについて閉じる全室個室なのでご面会は24時間いつでもお気軽にお越しいただけます。居室にトイレや洗面台もあり、ご自宅と同様のプライベート空間を確保。また、緊急呼出装置が各所に設置されており安心です。
※一部ホームでは居室にトイレが無い場合もあります
住み慣れたお部屋で最期を迎えたいというご入居者さまのご要望により、看取りに対応しています。事前に看護処置の準備、医療機関との連携の確認、ご家族さまとの連絡体制の確保などを行い、心を込めて、身体的、精神的苦痛、苦悩の緩和に努めます。
その他のサービスについて閉じる咀嚼力、嚥下力に合わせたやわらか食など、お身体の状態に合わせた形態食をご用意。高血圧や心臓病などの病態別食や、減塩食などにも対応いたします。食べる楽しみを感じ続けていただけるよう、日々メニューの開発に努めています。
その他のサービスについて閉じる1~30日間(29泊)まで、要介護1から要介護5の認定を受けている方がご利用いただけます。車椅子をご利用の方や歩行が困難な方でも、安心してお過ごしいただけます。ご家族の外出等で、ご自宅で過ごすのが困難になる間など、お気軽にご活用ください。
その他のサービスについて閉じる末期がん・難病などの方で、医療依存度が高くご自宅等でのご生活や療養が困難になられた方に向けた、特別な料金プランをご用意しています。また、介護スタッフと看護スタッフが24時間常駐しているので、安心してお過ごしいただけます。
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