こだわりましょう。好きなことは！
2017年3月6日
ご本人さま曰く「この一服が何より大事なんだ」
ホームにご入居される前、ご入居者さまはそれぞれの人生を歩まれてこられています。
その中で趣味・嗜好があるのは当然のこと。
そのご入居者さまは以前の施設で思うように喫煙ができませんでした。
当ホームでも喫煙を希望されていましたが、お一人で外出できず、
館内は全て禁煙、喫煙できる環境はありません。
「でも吸いたい！」
その想いにどうやって寄り添うか、
管理職、介護支援専門員、看護スタッフ、介護スタッフが話し合いました。
結果、「喫煙所にご案内し、その間スタッフが付き添う」に満場一致。
その後、事務所でご入居者さまが「タバコ吸いたいんだけど」と仰った際に
スタッフが付き添って喫煙をしていただいています。
普段あまり笑顔を拝見できないご入居者さまですが、喫煙中は勤めていた時の仕事の話、
奥さまのお話、飼っていた犬を溺愛していた話など、昔の話を笑顔で話してくれます。
今では毎食後と10時・16時に喫煙に行かれるリズムが出来ました。
ご入居者さまが好きな物・大事な物をいかに継続していただくか、
それをホームで検討し、実現させていくチームケアにこれからも取り組んでいきます。
好きなことを諦めずに。楽しみましょう！
