「認知症とは・・・」
2023年3月8日
いつもホームだよりをご覧頂き、ありがとうございます。
ケアスタッフの保坂です。
先日、「認知症の母と脳科学者の私」というTV番組を見ました。
認知症と診断されたお母さんを、娘としての視点と、脳科学者としての視点で
観察、記録したドキュメンタリー番組でした。
ご覧になった方もいらっしゃると思います。
認知症についての考え方や思いについては、人それぞれあると思います。
私が番組を見て共感したのは、「失われた部分ではなく、残っている機能に
目を向けていく」という考え方です。
今までしていたことが全く出来なくなってしまったのではなく、取っ掛りを
忘れてしまっている状態であったり、何かの拍子に思い出すこともあれば、
一緒に活動する中でその片鱗を見せて頂けたりと、体に記憶されているものが
必ずあると、私も思っています。
私たちケアスタッフが、ご入居されている方の行動を見て、これがそうなのだと
理解するには、その方の背景を深く知っていなければ、なかなかに難しい事だと
考えています。
ですが、それを発見した時の喜びは、何にも代えがたい経験になると思っています。
それには、ご本人様からのお話しに加え、ご家族様からも、
「こんなエピソードがある。」
「よくあんな事をしていた。」
「どこそこによく出かけていた。」
「思い出の場所がある。」
など、ご来訪の際にお話を頂けると、とても参考になると思っております。
ホームにお越しの際に、ケアスタッフとも話をする機会を頂けましたら幸いです。
話が少しそれますが、ホームでは「夢結いのーと」なる取り組みを始めて参ります。
「夢結いのーと」を簡単に説明しますと、SOMPO版のエンディングノートです。
ご入居されている皆様、今後ご入居される皆様の事をより深く知り、
これからの時間をより豊かに送って頂くためのツールとして、一緒に
作らせて頂きたいと思っております。
作成にあたり、ご家族の皆様からも、前述のようなお話を頂けますと幸いです。
ご入居者さまのより良い生活の一助となるよう、今後も努力して参ります。
以上です。
最後まで読んで下さり、ありがとうございました。
介護付きホーム SOMPOケア ラヴィーレ町田小野路
ケアスタッフ 保坂
