みなさまの「できること」のために
2022年10月23日
いつもホームだよりをご覧いただき、ありがとうございます。
理学療法士の大堀です。
今回はご入居者さまの「できること」に繋げるために実施したリハビリを
ご紹介します。
何気ない簡単に思われる動作ですが「身体を前傾する」「体重を足元に移動する」
という動作は、生活上の様々な動作に繋がる大切な運動です。
深く腰をかけ、背もたれに寄りかかっての座位は体幹や
股関節の筋をあまり使わない動作になりますが、身体を前に倒したり、
そこから作業を行う姿勢は不安定になりやすく、体幹の筋が使えなかったり
円背があったりすると前方への転倒に繋がりやすい動作です。
今回実施したボールをかごに入れるリハビリは、靴を履いたり、立ち上がりに
必要な動作を意識して実施してみました。
直接的に生活の動作を練習することもありますが、
少しでも楽しんでいただけるよう、カラフルなボールを使用し、
ボール入れとして動作の練習を行いました。
この方はとても安定して上手にボールを投げ入れておりました。
その後、ご自身の靴のテープを止めたり、立ち上がる際もほとんど
ご自身でスムーズに立ち上がることが可能でした。
私たちがご入居者さまの「できること」を奪ってしまわないよう、
また、これからも「できること」を続けていけるよう、
ひとつでも多く「できること」を増やしていけるよう、
理学療法士として、お手伝いしていけたらと思います。
ラヴィーレ町田小野路 理学療法士 大堀香那子
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