介護付きホーム(介護付有料老人ホーム)SOMPOケア ラヴィーレ町田小野路ホームだより

24H看護
スタッフ
認知症ケア 寝たきり 全室個室 お看取り 病態食
対応
短期利用可 夜間たん吸引 リハビリ
強化ホーム
日中看護
スタッフ
ホスピス
プラン
ミニキッチン
付き
バス付き
ホームの日常

リハビリってこんなことしてます!

2022年5月16日

こんにちは、いつもホームだよりをご覧頂きありがとうございます。
今年こそ夏に向けてダイエットをしようと考えていますが、食欲にはどうしても負けてしまう理学療法士(PT)の大堀です。
どの季節も美味しいものがたくさんあって困ってしまいますね、そろそろさくらんぼをたらふく食べたいです。

今回は最近のリハビリのご様子をお伝えできればと思います。
基本的には個別リハビリは入居者さまと1対1で実施し、1日に何名ものリハビリを実施していることが多いため、なかなかお写真を撮れる機会が少なく・・・・
ご家族さまや職員の方にも普段の生活とは違うご様子を見ていただく機会をと思い、事務さんやケアマネさんのご協力のもと、今回は写真や動画を撮っていただきました。

この方は、右手に麻痺があり、基本的には左手を使われているご入居者さまです。
元々は右利きの方で普段のお食事では主に左手でフォークやスプーンを使用してお食事されています。「お孫さんやご家族の方々と外食をしたい、そのために左手で箸を少しでもいいから使えるようになりたいんだ」とお話があり、左手でのお箸の練習を提案させていただきました。柔らかいスポンジや小さなフェルトボールを使い、つまみ動作・離す動作・口まで持っていく動作などを練習し、頑張ってくださっています。やはり、ご家族さまの存在は大きなモチベーションになっております。

この方は普段は車椅子を自操されて過ごされているご入居者さまです。
お部屋のなかでの基本動作は自立されておりますが、下肢の機能を維持し、自信をもって生活していただければなと思い、歩行訓練や立位バランス訓練を中心に実施しております。
最初はU字型の歩行器での歩行から始め、繰り返し実施していると、下肢の安定・歩行距離の延長が図れたため、レベルアップをし、この日は初めて廊下の手すりを使用し実施することができました。以前あった腰部痛や膝痛も出現することなく歩行距離も徐々に伸ばすことができています。この歩行後に私が「すごいですね!前回より歩けていますよ!」と、ついハイタッチをしてしまった瞬間も撮ってくださいました。笑顔が見れて嬉しいです。

最近ご入居されたこの方は、初めは口数も少なく、基本動作も介助量が多い方でした。
リハビリでもお話をなるべく増やし、発語(嚥下の維持にも繋がります)を促しています。
平行棒にて軽く介助をしながら立ち上がり練習・歩行練習などを実施していくと、だんだんと介助量も軽減し、実はご本人様が「できること」がたくさんあったと判明しました。
この日は、野田ケアマネにお手伝いをしていただき、ボールを使って座位のバランス練習、距離感覚の促通を目的に実施しました。座位バランスは安定することで、ご自身でのお食事の摂取だけでなく上肢が自由に動かすことができるため、塗り絵や編み物などのレク参加など活動にも繋げていくことができます。距離感覚は食事、移乗動作など生活の中には欠かせないものです。実は遊んでいるように見えるボール投げも、我々PTの中には様々な目的があったりします。

「リハビリって歩いたり立つ練習だけでしょ?」と言われることがよくありますが、それだけではなく、私たちはご入居者さまのそれぞれの生活に繋げていけるよう、少しでもその方の残存機能を活かしていけるよう考え実施しております。
できるだけご家族さまや職員の方にもご様子をお伝えしていきたいと思っていますので、今後も写真を撮ったり、お話をお伝えできるよう頑張って参ります!!!


介護付きホーム SOMPOケア ラヴィーレ町田小野路
理学療法士 大堀香那子

お問い合わせ

お電話から
受付時間 9:00 〜18:00(年末年始を除く)