PTコラム「もう一度歩きたい」
2019年1月20日
SOMPOケア ラヴィーレ町田小野路はリハビリ強化ホームです。
今回は当ホームに常駐しているPTさんにお願いし、現在リハビリ中のご入居者さまについてコラムのようなものを書いてもらいましたので紹介いたします。
『最初は4本足、次は2本足、そして最後は3本足、これってなんでしょう?』
こんな問題を子供のころ一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?
答えは「人」です。中には最後まで2本足だったり、また、そうでない方もいらっしゃいます。そう、人は人生のほとんどの期間を2本の足で歩く生き物なのです。そして歩くのに最適な構造になっており、そのどれかが欠けると急激に能力を損ねてしまい、歩けなくなってしまうことがあります。
それは、病気に伴う体の麻痺や痛み、骨折や関節の変形、長らく寝た状態にあったためにおこる筋力や体力の低下、視力障害、その他さまざまな原因が挙げられます。このような状況になって歩けなくなった時、初めて今までごく自然に当たり前のように歩いていたことが、実はとても大変であることを知ります。
今、SOMPOケア ラヴィーレ町田小野路に「もう一度歩きたい」と頑張っているご入居者さまがいます。
K様、女性、89歳。
平成30年1月にご入居され、その頃は杖なども使わずお一人で歩かれていました。
ですが、平成30年8月にくも膜下出血にて倒れ入院。幸い、くも膜下出血に伴う麻痺などはなく、病院でのリハビリを経て10月に退院されました。
退院された時の状態は、つかまり立ちやつかまるものがあれば立ったままでの保持が可能でした。ただ、歩行に関しては、伝い歩きが何とか介助があればできる程度でした。
リハビリでは、立ち座りや立位でのバランスの安定、歩行能力の拡大を目標に介入してきました。
現在では、下肢や体幹の筋力もついてきており、シルバーカーやバギーでの歩行が「見守り」から「軽く支える程度」の介助で可能になりました。
今後もリハビリを続けていくことで、またお一人で歩けるようにリハビリを含めて、歩く機会を増やしていっていただこうと思っております。
ご家族さま、近隣地域とも協力し、ご本人の心身の状態に応じた適切なケアを提供します。またケアスタッフやケアマネジャー、看護スタッフなど、多職種が連携し、尊厳を大切にしたケアに努めます。
その他のサービスについて閉じる全室個室なのでご面会は24時間いつでもお気軽にお越しいただけます。居室にトイレや洗面台もあり、ご自宅と同様のプライベート空間を確保。また、緊急呼出装置が各所に設置されており安心です。
※一部ホームでは居室にトイレが無い場合もあります
住み慣れたお部屋で最期を迎えたいというご入居者さまのご要望により、看取りに対応しています。事前に看護処置の準備、医療機関との連携の確認、ご家族さまとの連絡体制の確保などを行い、心を込めて、身体的、精神的苦痛、苦悩の緩和に努めます。
その他のサービスについて閉じる咀嚼力、嚥下力に合わせたやわらか食など、お身体の状態に合わせた形態食をご用意。高血圧や心臓病などの病態別食や、減塩食などにも対応いたします。食べる楽しみを感じ続けていただけるよう、日々メニューの開発に努めています。
その他のサービスについて閉じる1~30日間(29泊)まで、要介護1から要介護5の認定を受けている方がご利用いただけます。車椅子をご利用の方や歩行が困難な方でも、安心してお過ごしいただけます。ご家族の外出等で、ご自宅で過ごすのが困難になる間など、お気軽にご活用ください。
その他のサービスについて閉じる末期がん・難病などの方で、医療依存度が高くご自宅等でのご生活や療養が困難になられた方に向けた、特別な料金プランをご用意しています。また、介護スタッフと看護スタッフが24時間常駐しているので、安心してお過ごしいただけます。
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