会社の取組み

2018年3月度

思い出の一句からはじまる、充実した日々

ご利用者さまの歩まれた人生を振り返った川柳を募集しました。ご自身の思い出を振り返り、過去と今をあらためてみつめ直すことが、いきいきとした今・毎日を過ごすための活力につながっていきます。

人生の味わいを一句にこめて。「ライフストーリー川柳」 コンテスト開催。

 SOMPOケアグループでは、ご利用者さま個々の人生にフォーカスした「ライフストーリー川柳」をご利用者さま・スタッフから募集し、2018年2月8日に表彰式を開催しました。選者に川柳作家のやすみりえ氏を迎え、160句の応募作の中から最優秀賞をはじめとする入選作品を選出。表彰式会場には受賞者ご本人のほか、ご家族さまもお越しいただき、また遠方の方はインターネット中継でご参加いただきました。

 「散歩に行くときはいつもケアさんが肩を支えてくださってね。優しい皆さんにかこまれて幸せ」と、最優秀賞を受賞した大橋さま。また、「いいこともわるいことも全部ひっくるめて80年。これからの人生も大切にしていきたいと思います」と話すのは、優秀賞の加藤さま。受賞者の皆さまには賞状と盾が贈られ、笑顔の絶えない和やかな式となりました。

 歩んできた人生の感慨や今の暮らしの喜びなど、人生の味わいが滲みでている句が多く寄せられた第一回ライフストーリー川柳コンテスト。高齢者の皆さまの豊かな文化に寄与するイベントとして、今後も続けてまいります。

  • 左から社長の遠藤、最優秀賞の大橋千代子さま、川柳作家のやすみりえ氏

    左から社長の遠藤、最優秀賞の大橋千代子さま、川柳作家のやすみりえ氏

  • 表彰式の様子。社長の遠藤から賞状と盾が贈られた

    表彰式の様子。社長の遠藤から賞状と盾が贈られた

  • 受賞者の皆さまと記念の一枚

    受賞者の皆さまと記念の一枚

選者の講評

 よい句をつくる第一歩は、素直な自分に向き合ってみることだと思います。最優秀賞の大橋さまの作品は、声に出して読むと柔らかな余韻があり、ご本人の素直な気持ちが575にのってきちんと伝わってきます。優秀賞の渡邉さまの作品は、「歩きます」という出だしが特によく、ご本人の前向きさが作品にでています。優秀賞の加藤さまの作品は、まず「いい人生」と言えることが素晴らしい。お姿と重ねて拝見すると充実した人生が感じられ一層味わいが増します。こんなにあたたかな気持ちがいっぱいのコンテストに協力できてとてもうれしく思います。来年もぜひ皆さまご参加ください。

  • 株式会社ジャパンケアサービス スーパーバイザー 兼 介護技術トレーナー 志賀美恵子さん

選者
やすみりえ氏【川柳作家】
文化庁文化審議会委員

 恋をテーマにした川柳が幅広い世代から共感を得る。現在多数の公募川柳の選者・監修を務めるかたわら、全国を巡り子供向けの川柳ワークショップを開催し、言葉の魅力を伝え続ける。

※この記事は2018年3月当時の記事となります。

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