会社の取組み

2017年7月度

ICT・デジタルの導入を進めています

ご入居者さまの自立支援につなげたい!

 SOMPOケアグループでは、介護のさまざまな現場に最新のICT・デジタルを積極的に導入しています。すでに介護記録システムはクラウド化を完了し、現場での記録はタブレットを使用するなど、業務の効率化を図っています。

 そして、現在導入を進めているのが、「排尿センサー」「居室センサー」「浴室センサー」といった3種のICT・デジタル。2016年の夏からSOMPOケア ラヴィーレ鷺ノ宮などのモデルホームにて、機器のブラッシュアップやデータの蓄積を行ってきました。

 例えば排尿センサーでは、適切なタイミングで排尿介助を行えることで、ご入居者さまの自尊心が守られ、生活満足度も高まっています。これらのセンサーによってお一人おひとりの身体の状況を正確に把握し、より個別性の高い、根拠に基づいた自立支援につなげていきます。

  • 排尿センサーを取り付ける様子

    排尿センサーを取り付ける様子

1.排尿センサー Dfree(ディーフリー)

  • 誰でも簡単に装着できるよう、Dfreeの開発にSOMPOケアも協力 排尿パターンは、中継器を通してiPad(アイパッド)に伝えられます
    • 誰でも簡単に装着できるよう、Dfreeの開発にSOMPOケアも協力

    • 排尿パターンは、中継器を通してiPad(アイパッド)に伝えられます

排尿パターンを把握して、適切な排泄介助へ

 膀胱近くにセンサーを装着し、超音波によって膀胱への尿の溜まり具合をモニタリング。ご入居者さまお一人おひとりの排尿パターンをデータ化することで、適切な排泄介助ができるようになります。

 また、おむつ交換も適切な時間に行えるため、不快感やスキントラブルの軽減にもつながります。

2.浴室センサー

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プライバシーを確保しながら、重篤事故を防止

 重篤事故を防止するセンサーによって過度な見守りを減らし、よりゆったりと、プライバシーの守られた入浴につなげます。不快感やスキントラブルの軽減にもつながります。

3.居室センサー

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居室内でのご入居者さまの動きを確認

 5台のセンサーを設置し、ご入居者さまの動きや心拍数、脈拍などを感知。事故を防止したり、ターミナルケアにおける見守りを強化します。

いずれのセンサーも6月から順次導入を進め、10月末までの「SOMPOケア ラヴィーレ」全棟(介護付きホームのみ)への導入を目指しています。

  • SOMPOケア ラヴィーレ鷺ノ宮 白石陽子

「ICT・デジタルの活用で、“追われる介護”から“ゆとりある介護”へ」

SOMPOケア ラヴィーレ鷺ノ宮
白石陽子

 排尿センサーの導入前は排泄介助を定時で行っていたため、ご入居者さまへのお声がけの多くが「トイレ行きませんか?」でした。でもセンサーの導入により、排泄介助の回数を削減できたことで、これからはコミュニケーションの時間やレクリエーションを増やすことができます。たくさんのふれあいを通して、ご入居者さまの満足度を高めるほか、認知症症状の緩和にもつながると期待しています。

※この記事は2017年7月当時の記事となります。

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