気持ちの落ち着きを取り戻す。
2022年4月13日
SOMPOケアラヴィーレ東大和のホームだよりをご覧いただきありがとうございます。
生活相談員の磯野です。
アルツハイマー型認知症による記憶障がいが起きると、時間と空間の認知が上手くつながらない状況になります。
よくある「物とられ妄想」も、大げさに言うと目の前に置いておいた財布が瞬きした間になくなる感じの様です。
自分では目の前にあったと思っているものが突然と無くなるので、ご本人的に考えると「自分でしていないのだから誰かにされた」となるようです。
基本的には、あったものが無くなった事が原因ですから見つかれば大丈夫です。
ただ、繰り返される事から介護者のストレスになる事とご本人はエピソード自体は記憶から消える事が多いですがその時に印象は残るのでよく接触する介護者程「悪い印象」が蓄積します。
若年性認知症の方からは、「いくつも行方不明になる事は仕方がないから、同じものを8個買ってすぐ見つければ大丈夫」と言っていました。
ご本人様自体は、エピソード自体を記憶している事が難しいので「物とられ」自体を記憶している事はありません。
でも、その際の不快な気持ちは残って蓄積していきます。
その為、早い段階で気持ちの落ち着きを取り戻す事が大切なようです。
対応の基本は、「否定せず、肯定せず」と言われます。
イラストの様な状況で例えると、「財布と通帳がないのですね。一緒に探しましょう」とご本人の発言を繰り返して確認して一緒に探す方向に誘導する感じになります。
エピソード自体を忘れる事もある為、探していると「何を探しているか」わからなくなる場合もあります。
引き出しに「何を入れているか」を書くなどして、表面的に見えなくても見てどこにあるかわかる事で落ち着く場合もあります。
ご家族さま、近隣地域とも協力し、ご本人の心身の状態に応じた適切なケアを提供します。またケアスタッフやケアマネジャー、看護スタッフなど、多職種が連携し、尊厳を大切にしたケアに努めます。
その他のサービスについて閉じる全室個室なのでご面会は24時間いつでもお気軽にお越しいただけます。居室にトイレや洗面台もあり、ご自宅と同様のプライベート空間を確保。また、緊急呼出装置が各所に設置されており安心です。
※一部ホームでは居室にトイレが無い場合もあります
住み慣れたお部屋で最期を迎えたいというご入居者さまのご要望により、看取りに対応しています。事前に看護処置の準備、医療機関との連携の確認、ご家族さまとの連絡体制の確保などを行い、心を込めて、身体的、精神的苦痛、苦悩の緩和に努めます。
その他のサービスについて閉じる咀嚼力、嚥下力に合わせたやわらか食など、お身体の状態に合わせた形態食をご用意。高血圧や心臓病などの病態別食や、減塩食などにも対応いたします。食べる楽しみを感じ続けていただけるよう、日々メニューの開発に努めています。
その他のサービスについて閉じる1~30日間(29泊)まで、要介護1から要介護5の認定を受けている方がご利用いただけます。車椅子をご利用の方や歩行が困難な方でも、安心してお過ごしいただけます。ご家族の外出等で、ご自宅で過ごすのが困難になる間など、お気軽にご活用ください。
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