安心安全に暮らすために、日常の困りごとを解消するアイデアをご紹介します。
- 困りごと⒈ 台所の流しがこれまでより高く感じて、疲れる。
- 休めるようにイスを置きます。「台所は立ち仕事」というイメージにとらわれず、座ってできる作業は座ってしましょう。スツールなど小型のイスを置いておくと便利です。
- 困りごと⒉ 浴槽が深く感じるようになって怖い
- 浴槽脇に手すりやステップを設置しましょう。手すりは工事で壁に取り付けるものもありますが、工事の必要がない浴槽に固定するタイプのものもあります。ステップは専用ステップを利用しても良いですし、シャワーチェアを浴槽脇に置いて、すわった姿勢から浴槽に入る方法も。さらに、浴槽内に滑り止めマットを敷くと、安心して入浴できます。
- 困りごと⒊ ちょっとした段差にもつまずくので、隣の部屋にある仏壇まで行けなくなった
- 上がり框に手すりをつけてみましょう。手すりの設置場所は壁際だけとは限りません。部屋の中央でも、必要に応じて取り付けられます。段差は、手すりを使ってゆっくり越えるようにしましょう。安定したイスを、手すり代わりに使用しても良いでしょう。
- 困りごと⒋ 床を這わせたコンセントのコードにつまずくようになった
- コードをじゅうたんの下に隠して、フラットな床にしましょう。
- 困りごと⒌ 室温の差を感じやすくなり、畳の部屋が寒い
- カーペットを敷くのがおすすめです。その場合、カーペット自体が滑らないように、滑り止めマットを使用して。また、カーペットの縁につまずかないよう、端を鋲でしっかり止めましょう。ホットカーペットを利用する場合は、縁がめくれてつまずかないように、床全体を覆うものが安心です。
- 困りごと6.視力の低下で廊下が暗くなり、トイレに行きづらい
- センサーライトを設置して足元を照らしてみましょう。センサーライトは人や暗さに反応して光るライト。最近は100円ショップなどでも販売しています。廊下の壁などに取り付けましょう。
- 困りごと⒎ 廊下の幅が広く感じ、ふらついて転びやすい
- 廊下の途中に安定したイスを置いて、手すり代わりにするだけでも、かなりラクになります。さらに足腰の状態が悪化した場合は、廊下全体に手すりをつけることも検討してみましょう。
- 困りごと⒏ タンスの下の引き出しを開けるのがつらい
- よく使う必要な物は、取り出しやすい段にまとめましょう。「使いづらい段は使わない」と割り切ることも大切です。
- 困りごと⒐ 鍋焦がしが怖くて料理ができない
- 安全装置のついたガスコンロに変えましょう。火を使わない電磁調理器(IHクッキングヒーター)や電気調理器に変えるという方法もありますが、使い方に慣れるまでかなり苦労することもあるので要注意です。最近は調理油過熱防止機能、消し忘れ消火機能などがついたコンロもあります。