介護付きホーム(介護付有料老人ホーム)SOMPOケア そんぽの家 蘇我(そが)ホームだより

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よるのはなし

2023年10月31日

こんにちは^^
そんぽの家 蘇我です。
10月になり、時折吹く風やコンビニに出てるスイーツに秋らしさを感じるようになりました。
最近は、朝や夜に肌寒さを感じてそろそろ衣替えかなぁ~って思う自分と、まだお昼は半袖で過ごせるから大丈夫だろと思う自分との葛藤の日々を過ごしてます。


今回のホーム便りは、介護施設といえば絶対ついてくる夜のお話です。

そんぽの家 蘇我では夜20時以降から2名の介護スタッフが47名のご利用者様の夜を見守っています。
昼間は、職員やご利用者様の会話などで賑わっているこの廊下も夜になると電気を薄暗くするため、昼とはまた違った雰囲気があります。
偶に、この仕事を知らない友人から「夜暗いとお化けとか怖くない?」と聞かれることもありますが、
職員からするとお化けや心霊現象より、人間の方がよっぽどこちらの心臓を止めに来ます…


夜、私達職員が守っているのは夜間の安全だけでなく睡眠の質も守りたいと思って援助をしています。
ところが、この『睡眠の質』というのが厄介な問題でして、最近では世間でも睡眠の質改善に注目がされ色んな商品やサービスが出てると思いますが、これが介護サービスと相性が悪いのです。

なぜかというと、夜行われる主な介護サービスの一つとして『目配り』というのがあります。
このサービスの主な内容は、ご利用者様の部屋に行き無事を確かめるという物です。
きちんとベッド上で寝れているのか、転倒していないだろうか…夜間には大切な援助ですが、この援助、睡眠の質の為、起こさないように部屋に入るのが中々大変なのです。
抜き足差し足忍び足で、そっ…と部屋に入り、呼吸が止まってないかを確認するために顔を覗き込んだら……
…いつの間にか起きてしまっていたご利用者様とばっちり眼が合ってしまった時の気まずさは何とも言えないものです。

…というように、人と人が接することが多い介護サービスは寝てるご利用者様の安全は守ってくれても、安眠までは守ってはくれ無い事が多いです。
睡眠の質というのはご利用者様の生活の質を維持するのに必要不可欠なのに関わらず、その生活の質の維持の為に必要な援助が睡眠の質を下げてしまう…

こんなジレンマを解決するため、そんぽの家では眠りスキャンというセンサーを活用しています。





こちらが、眠りスキャンの画面です。
このようにベッドに取り付けられたセンサーで、今ベッドに居るのか、眠れているのか、呼吸しているのか…などの必要な情報がパソコンの画面から全ご利用者様の情報が分かるのです。

このセンサーのおかげで夜の援助のせいで起きてしまったのか、それとも元から寝れていなかったのか確実に分かるようになったり、不必要な室内の出入りも減り
ご利用者様にとっても、働く職員にとってもありがたい環境に近づけました。

ご利用者様の睡眠の質を守りつつ、介護をする…
今日の夜を無事に過ごせるように、この画面を活用して今日の夜も働いていきます!

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