春爛漫 桜のある風景 (第6回)
2021年5月27日
池上本門寺の桜①
総門から入って此経難事坂(しきょうなんじざか)を登った途中にある石灯籠と桜です。ご存知の通り、この石段は加藤清正の寄進による96段の急坂です。池波正太郎著『鬼平犯科帳』で長谷川平蔵が襲撃された場所でもあります。
石段の上部から総門を見下ろした光景です。この門に掛かっている扁額の文字は寛永の三筆と称される京都の文化人本阿弥光悦によるものです。
石段を登りきって右手に見える長栄堂前の桜です。日蓮上人の守護神とされている長栄大威徳天がまつられています。入り口ではお稲荷様と石の鳥居が出迎えてくれます。