コロナウィルス感染予防のため
区内寺社の鰐口(わにぐち)や本坪鈴(ほんつぼすず)が撤去され、
あの音が聞かれなくなってから久しくなりました。

池上三院家の一つである照栄院の脇道を進み、
急な石段を登ると妙見堂があります。

そこには鈴緖(すずのお)が付いていて鈴が鳴らせます。

写真をご覧になって「あれっ?」と思われた方も多いと思います。
お寺なのに鰐口ではなく神社にある本坪鈴が下がっているのです。

これは、明治時代以前の神仏混淆の名残が見られるお堂だからです。
さらには、慶応2年再建、明治時代に増築されたのち、
昭和20年の大空襲での焼失を免れているという、
とても貴重な建物なのです。


じつは…以上のお話しは、ご利用者様のご主人に教えて頂いたものを元にした受け売りです。
池上本門寺大堂からですと、起伏がなくお詣りしやすいと思います。

五重塔を観たついでに足を伸ばされては如何でしょうか。