本日は「秋のお彼岸入り」でございます。
2023年9月20日
秋のお彼岸は「秋分の日」を中日として前後3日間。この計7日間が「お彼岸」の期間とされています。
皆様は「お彼岸」といえばお墓参りをする時期であるというのは何となくご存じだとは思いますが、そもそもどのような行事であるかは理解していらっしゃいますでしょうか?
「お彼岸」という言葉はもともとはサンスクリット語の「パーラミター」が語源であると言われています。
サンスクリット語で「パーラミター」とは「完成する、成就する」という意味で、仏教の概念として用いられる場合、欲や煩悩、苦しみに満ちた輪廻の世界から脱却し、迷いのない悟りの境地に達することを表します。
この悟りの境地「パーラミター」を川を挟んだ向こう岸、すなわち「彼岸」に例えたのが私たち日本人の伝統行事「お彼岸」なんです。反対に私たちが生きる煩悩の世界は「此岸」と呼ばれていて、日本古来の自然観や先祖崇拝の影響から、亡くなった家族やご先祖は迷いのない「彼岸」へと渡り、時々私達の生きる此岸に姿を現すと考えられるようになりました。
春分の日と秋分の日には、太陽が真東から上り真西へと沈みますが、それによって彼岸と此岸とが通じやすくなり、これらの時期に先祖供養をする事でご先祖の冥福を祈るとともに、自らもいつか迷いのない彼岸に到達できるように願ったとの事です。
つまり「お彼岸」とは彼岸と此岸とが交流する行事であり、そのための場所が「お墓」ということですね。
お彼岸にお墓参りをする理由が、何となくお分かりいただけたでしょうか、皆様も亡くなった方々の為にぜひともお墓参りに行ってくださいませ。
ここまでご覧いただきありがとうございました、本日はこれにて筆を置かせていただきます。
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そんぽの家S上野毛駅前
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