告知について
2024年11月22日
皆さんは「病気の告知」と聞いてどんなことをイメージされますか?
一般的には、がんを患った患者さんにその事実を伝える、ということを
イメージされる方が多いのではないでしょうか。
定義としては「告げ知らせる事」とされており、そう考えると、どのご病気でも
ご本人に告げることは告知と呼べるものかもしれません。
医療を題材にしたドラマなどでは、ご本人に告知をするシリアスなシーンが
出てくることがあります。一方で、高齢者の医療現場では、ご本人に告知をしないケースも
幾度も経験しました。
いろいろな理由はあるかと思います。
「高齢者だから伝えても意味がない」
「本人がショックを受けるから、かわいそうだ。伝えないほうが良い」
これは、実際に私がご家族やドクターから聞いた言葉です。
確かに、ご家族からしたらご本人がどういう反応をするのか
その反応を受け止めきれるか不安だ、ということもあるかもしれません。
そのお気持ちは非常によくわかります。
ただ、自分自身が病気を患った時のことを考えてみると。。。
周囲は病気のことを知っているのに自分だけその事実を知らない。
原因はわからないが、体の調子がどんどん悪くなっていく。
周りに聞いても、なんだかはぐらかされてしまう。
このような状況では、安心して生活ができないかもしれません。
確かに、ご病気を知ることはショックを受けたり
その先を不安に思われることもあるかもしれません。
ただ、その事実を知ることで「この先の人生をどう生きるか」と
改めて考えるきっかけにもなります。
このことは、その事実を知っているか知らないかで大きな分かれ道です。
これはがん告知に限ったことではなく、例えば認知症の確定診断にも
同じことが言えるかもしれません。
これからだんだんと記憶が保てなくなってくる中で、まだ進行していない
今のうちにこれからのことを考え、決めておきたい、伝えておきたいと
思うのが普通かもしれません。
自分の人生で起きていることをしっかりと受け止め、この先を考える。
これは、普段私たちが何気なく行っていることですが
高齢者の世界では、その権利が知らず知らずのうちに
失われているかもしれません。
考え方は様々ですので、周囲がどのようには判断して
告知する、しないを決定されるものだとは思います。
介護をしていると、このような局面が来ることも珍しくありません。
「自分だったらどうか」という基準で考えてみるもの
いいかもしれません。
ご家族さま、近隣地域とも協力し、ご本人の心身の状態に応じた適切なケアを提供します。またケアスタッフやケアマネジャー、看護スタッフなど、多職種が連携し、尊厳を大切にしたケアに努めます。
その他のサービスについて閉じる全室個室なのでご面会は24時間いつでもお気軽にお越しいただけます。居室にトイレや洗面台もあり、ご自宅と同様のプライベート空間を確保。また、緊急呼出装置が各所に設置されており安心です。
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