葉牡丹エピソード～花壇のある介護付老人ホームより
2021年11月13日
花壇に葉牡丹を咲かせています。
縁起を担いだホームで、皆さま葉牡丹を楽しまれています(^^♪
実際、花壇にいらっしゃると外の風を感じて気持ちの良い時間を過ごせるこの時期。
もう少しすると冬の寒さが到来するので、
外に出るのも億劫な時も出てくるでしょう。
もちろん、天気の良い日は日光浴続けたいものです!
さて、実はこのラヴィーレ船堀の花壇は各階の自慢の窓から覗いてみることが出来ます!
※高所恐怖症の方はお勧めしませんが…( ;∀;)
例えば、3階の窓から覗きこむと
結構、花壇の様子がしっかり見えるのです(#^.^#)
あまり外に出ない方からも花壇の花を変えたり手入れをしていると
「きれいな花を植えたのね」「赤い花が見えたわ」と声を掛けていただくこともしばしば。
葉牡丹を植えて少し経った頃にこんなお話を頂きました。
「上から見ていたら、きれいな薄い緑色の花が見えたの。
後から葉牡丹ってわかったわ。均一にきれいに並べていたでしょう?
葉牡丹ってお正月によく私も植えたのよ。」
と懐かしそうにおっしゃりながら、言葉をつづけられます。
「今年、近しい方が亡くなって寂しいなと思っていたの。
お正月を迎えるのも申し訳ないくらいだった。
元気もなくて、食欲もなかった。
でも、上から葉牡丹見ていたら、来年のお正月をちゃんと迎えなきゃって
ちょっと元気が出たの。
お正月に葉牡丹を植えると家族がめでたいねえ、なんて言ってくれるの思い出したのよ」
なんてお話を頂きました。
長い人生を過ごしてこられたご入居者様にはたくさんのエピソードがあって
様々な出会いと別れのご縁を繰り返してこられたのでしょう。
些細な日常に咲く葉牡丹、この方の正月を彩ってくれることを願います。
SOMPOケア ラヴィーレ船堀:ホーム長 佐々木みづほ
