想いを届けるということ
2020年4月11日
心地好い春の陽気とは裏腹に、日本中、世界中で試練の時が続いております。
金沢八景でも、2月末に開始したご面会の制限を継続しています。ご入居者さまとホームの日常を守るために必要なこととはいえ、直接会うことの叶わないご入居者さま、ご家族さまの寂しいお気持ちは、察するに余りあるものがあります。
「うちのお庭に咲いたんです」
ホームに切り花を贈ってくださるご家族さまもいらっしゃいます。今回は見事な牡丹を頂戴しました。
花瓶に活けてフロアへお持ちすれば、皆さまの表情がパッと明るくなって、普段物静かな方も「とてもきれいだね」とお話しくださいます。
多くのご家族さまが、定期的に差し入れをお持ちになります。
決まった銘柄の飲料、好物のお菓子、読み物、そしてもちろん、心の込もったお手紙……大切な品々をスタッフが玄関先でお預かりし、ご入居者さまへとお届けします。
もし自分が、大切な家族と会えない毎日が続いたとしたら……
自分のこととして捉える気持ちを忘れずに、日々のお手伝いをさせていただきたいと思っています。
