現場の取組み

2018年9月度

中庭からご入居者さまを元気に

  • 中庭の花をお手入れするご入居者さま

    中庭の花をお手入れするご入居者さま

SOMPOケア そんぽの家 大宮見沼

 そんぽの家 大宮見沼には、四季折々の自然があふれる立派な中庭があります。開設当初はご入居者さまに積極的にご利用いただくのを期待していましたが、思うように有効活用できていない状況でした。そこで、お一人おひとりに中庭でやってみたいことについてヒアリングを実施。家庭菜園や、金魚の飼育、花壇のお手入れ、訪問リハビリの先生による歩行リハビリなど、中庭を活用してできるさまざまなことを実現していきました。

うれしい結果

 中庭の活用でコミュニケーションが活性化。さらに「車の往来や段差を気にすることなく外の新鮮な空気を吸えて嬉しい」「花をきれいにする、金魚にえさをやるなどの役割があることで生活にメリハリが出た」など、ご入居者さまの喜びの声や嬉しい変化につながりました。

要介護度の劇的改善で自宅復帰へ

SOMPOケア ラヴィーレ十日市場

 大動脈乖離の手術後、活力や食欲を失い、痩せた状態で体験入居されたKさま。生きる力を取り戻すにはどうしたらいいかを考えるなかで、ご入居者さま、ご家族さまともにご自宅へ戻ることを希望していることがわかり、自宅復帰を明確な目標として定めました。ご入居後は、歩行訓練のリハビリと栄養改善(普段の食事プラス高カロリー栄養食の提供)を実施。さらに、少しでもお元気を取り戻していただけるよう、スタッフによるこまめなお声がけを行いました。

うれしい結果

 食欲が戻り37kgから40kgへ体重の増加が見られ、栄養値も改善。さらに車椅子の状態から歩行補助車での歩行や立位保持、立ち座りの動作もスムーズに。要介護4から要支援1まで回復し、わずか3か月でご自宅に戻られました。

駄菓子屋サロンで多世代交流を活発化

SOMPOケア 在宅老人ホーム杉並

 外出機会の少ない在宅のご利用者さまに安心して外出できる場所を作りたいと構想を練るなかで、NPO法人介護者応援団より多世代交流の場を作りたいというお話をいただき、『多世代交流の場 駄菓子屋サロン』を開始。毎月第4土曜日の午後に開催し、最近では近くに住んでいる親子や子供たちが常連客になるなど、徐々に地域交流の場として活発化してきました。今後はご利用者さまに店番をしてもらうなど、さらに楽しみな企画も計画しています。

うれしい結果

 回数を重ねるごとに、少しずつ子供たちも長く滞在してくれるようになり多世代が交流できるようになりました。また、地域包括支援センターの職員や、民生委員の方と情報交換する場にもなっています。

※この記事は2018年9月当時の記事となります。

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