現場の取組み

2018年5月度

栄養学を取り入れた食事介助で元気を保つ

  • カンファレンスにも力が入ります

    カンファレンスにも力が入ります

SOMPOケア ラヴィーレみつわ台

 ご入居者さまの栄養状態の改善に努め、低栄養による入院などを減らしたいと、食事介助に栄養学の理論や根拠を取り入れました。身体をつくる大事な栄養素でありながら、高齢者に不足しがちなたんぱく質を赤色、たんぱく質を補うものを緑色、エネルギーのもとを黄色に分け、優先順位を明確化。3分でわかる資料を作成し、職員がこれに基づいて食事介助やお声がけを実施しました。根拠を持って食事介助にあたることで、介護職員の専門性が向上し、また介護職員と栄養士との間で食形態の相談や提案のカンファレンスが行われるなど、職場の活性化にもつながりました。

うれしい結果

「ごちそうさま」の前のあと一口に、たんぱく質をおすすめすることで、栄養状態の改善につながりました。この取組みにより、ホーム全体での栄養リスク改善、低栄養状態からの入院やご逝去されるご入居者さまが減少したのではないかと考えられます。

「地域見守り訓練」を通して地域課題に取組む

SOMPOケア そんぽの家 調布多摩川

  調布市では「認知症の方もそうでない方も安心して暮らせる地域づくり」を目指しており、そんぽの家 調布多摩川は地域の一員として積極的にその課題に取り組んでいます。認知症役と捜索役に分かれて捜索を行う「地域見守り訓練」を率先して企画・運営。打ち合わせの段階から地域の方々と顔の見える関係性をつくり、当日の訓練では雨天にも関わらず、小学生から高齢の方まで総勢60名が参加しました。参加者の皆さまに、迷う方の心理や、探すことの難しさ、声掛けの大切さを実感してもらい、地域での課題を住民の方々と地域事業者で共有するきっかけとなりました。

うれしい結果

 地域の方々だけではなく、ご入居者さまにも認知症への理解を深めてもらえました。また、地域の課題に積極的に取り組むことにより、地域の皆さまから信頼されるホームとなるための道筋をつくることができました。

オリジナル研修でチームワーク向上

ジャパンケア 木場

 毎月の会議で、サービス提供責任者が中心となり、オリジナルの研修を開催しています。オムツ交換や洗髪、移乗などのすぐに役立つ実技研修はもちろん、台本を作り小芝居などを通して学ぶ接遇研修も行っています。先日は、「原点回帰」をテーマに、スタッフが輪になり自らの「失敗談」を話すという研修を開催しました。一人ひとりが持つ失敗談を話すことで、経験が長いスタッフでも失敗することがあり、落ち込むことがあるんだということを新人スタッフに伝えることができました。また、皆が日々のケアを振り返り、新たな気持ちとなれる研修になりました。

うれしい結果

 手作りの研修をスタッフが協力しあって行うことで、現場の課題に即した内容にすることができ、モチベーション維持、チーム力向上につながりました。明るく楽しいこのチームでご利用者さまにあたたかい支援を提供していきます。

※この記事は2018年5月当時の記事となります。

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