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年を重ねると、それまで当たり前にできていたことが、難しくなる場面も増えてきます。ただ立ち上がろうとしただけなのに、ふらついてヒヤッとしたり…。いつしか、外出がおっくうになったという方もいるのではないでしょうか。けれども、そんなシニア世代だからこそ、外出に目を向けることが大切です。
外に出るために洋服を選んで、女性ならお化粧をして、身だしなみを整える。風にあたって、誰かとお喋りして、道端の花に季節を感じる…。外出は、心のハリや筋力の低下を防ぐ、総合薬とも言えます。
高齢者の生活動作をサポートし、外出を促す「身だしなみ」のノウハウについて、SOMPOケアの理学療法士、大関がお話しします。
理学療法士。病院勤務を経て2015年に入社。慕っていた祖母が脳梗塞で亡くなった経験から介護の世界に。主な業務は、各介護現場をまわり、スタッフに「日常生活の動作すべてが自然にリハビリにつながっていく」という生活リハビリの考え方を広め、効果的な介助方法をアドバイスすること。「ご利用者さまが、どうしたいのか」を常に考えながら、トレードマークの笑顔とともに関東近辺の介護付きホーム(介護付有料老人ホーム)で活躍中。